【就活】面接での会話はどうすればいいのか?【まず、質問に答える】
【就活】面接での会話はどうすればいいのか?【まず、質問に答える】
就活生から「面接での会話って、何をどう話したらいいのかよくわからない」という話をよく聞きます。
これを見ている就活生の皆さんも、同じような課題を感じているかもしれませんね。多くの就活生にとって、社会人といったら、大学の先生や職員さん、バイト先の社員さんと話をするくらいでしょう。
ですので、社会人と話すこと自体に不慣れな人が多いでしょう。ましてや面接という非日常の場面です。どうしたらいいか分からないというのも当然だと思います。
そこで、本記事では、面接での会話に不安を感じている就活生に向けて、就活面接における重要ポイントについて解説します。基本的なポイント1つに絞ってお話しますので、即実行できますよ。
ポイント:質問に「まず答える」こと
いきなり結論ですが、面接での会話のポイントは、まずはこれです。
- 面接官に質問されたことに「まず答える」です
シンプルですね。これは初級レベルのことですが、このポイントを意識するだけで、あなたの面接力は格段にアップしますよ。その理由は、この初級レベルがマスターできていない就活生が多いからです。今日、このポイントをつかんで、ライバルに大きな差をつけてくださいね。
このポイント、本当にシンプルだと思いませんか? 繰り返しますが、このシンプルなことが、皆さん、案外できていないものなんですよ。
質問に「まず答える」ーこのことができる就活生は、面接官の印象もアップして、当然ながら高評価となります。次のステップへの通過率が変わってきます。
ところで、この記事を書いている私sue3は、就活支援のプロです。年間延700人~1000人の就活生や若者の就活相談にのっています。特に、面接では即効性の高い実践的アドバイスを行い、就活生の面接通過率をあげてきました。
ちなみに、私の友人知人には現役面接官が多数います。彼ら彼女らは、現在、管理職(課長・部長クラス)なので、2次面接や3次面接などの選考中盤で就活生と会うことが多いようです。
面接官は社会人として様々な経験を積まれていますので、就活生をはじめとする若者に温かな視線を持つ人も結構います。面接では、面接官の懐に飛び込むくらいの気持ちをもって、失敗してもいいので「思い切って自分を表現する」位の姿勢で臨むことをおススメします。皆さんのそういう頑張りを評価する面接官もいますよ。
この記事は、私自身の面接指導の実務経験、以上のような現役面接官の意見からまとめているので、実践的で即効性のある内容になっています。では、解説していきましょう。
質問されたことに「まず答える」とは?
ダラダラと話さない
質問されたことに「まず答える」って、これは当たり前のことですよね。けれども、面接指導をしていると、就活生は無駄なことをダラダラと話す傾向にあります。ほぼ全員と言ってもいいくらいです!
ダラダラと無駄に話をする人は、残念ながら、仕事もできない人に見えてしまいます。面接官にこんな印象を与えないように、聞かれたことにさくっと答える感覚をつかんで下さい。
定型質問なら1分以内で
ガクチカ、自己PR等の定型質問であれば、質問されたら、まずは1分以内で話しましょう。できれば、30秒~40秒くらいでまとめるのがいいですね。
定型質問は、ESには200字~400字で書いていることが多いでしょうか。その内容の「最重要部分」だけをピックアップして、あなたの「キーワード」をつなぐような感じで、話し言葉で自然に説明してください。
次に、面接官のタイプを把握しましょう。
面接官は大きく分けて2タイプ
面接官を2つのタイプに大別して、その対策もお話します。ちょっと大雑把かもしれませんが、まずざっくりつかんで欲しいので2タイプのみにしました。
目の前の面接官がどちらのタイプかで「まず答える」とはいっても、少し様子が変わってきます。この後に、会話のサンプルも書いておきますので参考にしてくださいね。
会話型の面接官:短めに会話すればOK
面接官にも様々なタイプがいます。就活生の答にかぶる感じで、次々と質問をしてくる、雑談のような会話をしながら面接を進めるタイプの面接官もいます。
そういう面接官とは、あなたの答が途中であっても止めて、その面接官との会話に入ればいいですね。できるだけ、テンポよく会話する感じですね。
但し、ここでも自分の答が長すぎないように注意してください。聞かれたことにさくっと答えながら、短めの会話をするのがコツですよ。そして、あなた自身も面接官の話に耳を傾けてくださいね。自然に会話するようにしてみてください。
傾聴型の面接官:ある程度の長さで話してOK
1つ質問したら、就活生の話の終りまで聞いてくれる面接官がいます。そういう面接官であれば、自分が準備してきた内容を説明すればいいと思います。
但し、定型質問への最初の回答は1分以内、長くても2分を目安にしてください。回答が長いと、あなたの言いたいことがブレてしまうことがあるからです。あくまで「まず答える」この姿勢を忘れないでください。
では次に、会話のサンプルを示します。皆さんに伝わりやすいように、少し極端なサンプルにしてあります。
サンプル:「まず答える」ということ
このサンプルは、面接官から「アルバイトについて聞かれた」という想定です。この就活生は「ファミレスでホールのバイトをしている」ということにしましょう。
面接官 「アルバイトをした経験はありますか?」
悪い回答例
就活生 「はい、1年次からファミレスでホールと、それから忙しい時はキッチンもしてまして、この店は通学路の途中で通勤時間がかからないので、結構時給がいいんですよね、それで、まかないもタダで出るので食費が浮きますし、それから、オフィス街にある店舗ので、昼時にはサラリーマンの方が大勢いらっしゃるんです。それで、御社の本社からも近いんですが、御社の社員の方も大勢いらっしゃるんですが・・・(まだまだ続く)」
良い回答例
就活生 「はい、あります。ファミリーレストランのホールです。今も続けています」
面接官が聞いていることはアルバイト経験の「有無」だけですね。まずは、そのことにさくっと答えてください。
悪い例は、聞いてもいないことまで喋りすぎです。そして、会話の「間」がありません。「~で、」という感じで会話がずっと続いていますね。文章と同じく適切に「間」といいますか、文章の「。」を入れて、歯切れよく会話しましょう。
日常会話なら自分から積極的に話すのも悪くないですが、これは面接です。無駄なことはいわず、適切な区切りを入れて、まず聞かれたことに答えて下さい。
この後に、面接官が「このアルバイトに決めた理由は何ですか?」と聞いてきたり、「このお店はどんな店ですか?」等と振ってきたら、それについても「まず答える」を実践してください。
バイト理由を聞かれたときの回答例
では、先ほどの会話の後に、面接官から次の会話がふられたときのサンプルです。
面接官 「このアルバイトに決めた理由は何ですか?」
就活生① 「この店は、学校と自宅の途中にあるんです。ちょうど乗換の駅にあるので、定期券も使えるし、通勤時間もかからないので、この店に決めました」
就活生② 「実は、高校時代まで人と話すのが苦手でした。これを克服したくて接客業の仕事を探しました。ちょうど通学途中にこの店があったのでここにしました」
いかがですか? 私が指導している就活生に、実際にこのサンプルを示すと、ほぼ全員から「無駄なことを言い過ぎてました」とか「長く話しすぎでした」又は「こんな短い答でいいんですね」等の反応が返ってきます。
とにかく、面接官に聞かれたことに「まず答える」とはこういうことです。皆さんはこれらの回答例から、この意味が分かって戴けたと思います。簡単でシンプルですが重要なことです。
面接官に聞かれたことに「まず答える」の繰り返しで、面接官と会話のやり取りをすればいいのです。面接は非日常的な場面ではありますが、人対人の会話が基本であることを忘れないでくださいね。
まとめ
本記事では「面接での会話って、何をどう話したらいいのかよくわからない」という就活生に向けて、面接における重要ポイントについて解説しました。
重要ポイント、質問に「まず答える」に絞ってお話しました。
今日の話は初級レベルの簡単なことですが、このポイントをおさえるだけで面接力は格段にアップします。面接官からの質問をよく聞き取り、その質問に「まず答える」を実践してくださいね。
- 面接官に質問されたことに「まず答える」です
この重要ポイントを忘れずにいてくださいね。
あなたの就活がよりよいものになりますように。
今回の記事はここでおしまいです。
最後までおつきあいいただき、ありがとうございました<(_ _)>
初出掲載:2020年5月1日
最終更新:2020年5月1日