【就活】買ってよかった!損しない!と思えた「就活本」【厳選3冊】

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【就活】買ってよかった!損しない!「就活本」【厳選3冊】

「業界研究しなきゃ…」
「就活本ってあれこれありすぎ…」
「どの本を選んだらいいかわからない…」

こういう悩みをお持ちの就活生の皆さんへ。

本記事では、私が過去に実際に使って『この本は使える!買って損しない!』と、心から思っている本を紹介します。

ところで、私自身のことですが、日米での就業を経て定住帰国後、2016年から4年余り、大学のキャリアセンターに勤務していました。毎年延800人近い学生の就活相談にのっていました。なので、就活現場からリアルな情報をお伝えできると思います。

今回紹介する本は、私がキャリセン勤務時代に就活生に薦めていた就活本です。実際に使った就活生からは「この本すっごい役立ちました!!」と好評だったものから厳選しました。

これから就活をする皆さんの参考になれば幸いです。

結論ですが、オススメなのはこの本です。

●ゼロからはじめる人にオススメ『業界と職種がわかる本』
  岸 健二 編(成美堂出版)

●業界・企業研究の必読書・オススメ『業界地図』
 (東洋経済新報社版・日本経済新聞社版)

ゼロからはじめる人にオススメ『業界と職種がわかる本』


この本は、就活をゼロからはじめる人に特におススメです。就活全般をシンプルに説明しているのが特長で、就活の大まかな流れをつかめると思います。さくっと読めるのもいいですね。本書の使い方はこのような感じです。

『業界と職種がわかる本』の使い方

まずは目次を見てください。次の4章に分かれています。

第1章 業界研究
第2章 職種研究
第3章 就職活動シミュレーション
第4章 最新採用動向

第1章の業界研究は、産業全体を「11業界」に分類しています。全産業をたった11にザックリと分類していて、ちょっとザックリすぎないかと感じる向きもありますが、ゼロからはじめるにはこのザックリ感がおススメです。この点が就活生にも好評です。

できればこの本全体を読んで欲しいところですが、業界研究の使い方としては、第1章をさくっと読むと良いでしょう。読み方はこんな感じですね。

・なんとなく気になる業界から順に読む
・第1章全体を読んで産業全体を大まかに把握する
・自分の興味の持てそうな業界はどこか考えてみる
・興味の持てそうな業界を書き出してみる

ところで、志望業界が変わることもある、ということをお伝えしておきます。就活をスタートさせた時点で興味があった業界が、就活中に変わることがよくあります。そのような時は、その変化を大事にしてくださいね。

就活中のこのような「変化」は本当によくあることです。その変化は、就活中に単に考えが変化した、就活で揉まれて成長して変化した、新たな視野が開けて変化した等、みなさん自身の軌跡ですので、この変化を大事にしてほしいのです。

そうした変化にぶつかった時、思い切って方向転換をすることもアリです。決断に迷ったときは大学のキャリセン、先輩や恩師、家族や友人等、あなたを応援してくれる信頼できる人に話してみてくださいね。悩んだら1人で抱え込まずに、第三者の意見を聞くことも就活では大事ですよ。

業界・企業研究の必読書『業界地図』

就活生の皆さんも『業界地図』は聞いたことがあるかもしれませんね。いくつもの新聞社や出版社から出版されていますが、個人的には、東洋経済新報社版と日本経済新聞社版を使うことが多いです。

「会社四季報」業界地図 2020年版
日経業界地図 2020年版 (日本経済新聞出版)

『業界地図』は、毎年8月ころに最新版が出版されます。ですので、旧版は学校のキャリセンや図書館で見てもいいかもしれませんが、3年次には手にとることをおススメしたいです。

理由は、夏季インターンシップのESを書く時にも業界研究をしてほしいからです。自分なりに業界研究をして、インターンシップで何を学びたいのか目的意識をもって作成すると、ESに深みが出て説得力が高まりますよ。
「会社四季報」業界地図 2021年版
日経業界地図 2021年版

『業界地図』の使い方

まずは目次をみてください。約180業界あることに着目です。就活生の皆さんにとって、知っていた業界もあるでしょうが、初めて知る業界もあると思います。覚えることはないので、これだけの業界の存在をザックリ知るところから入りましょう。

・まず目次をみて全体を眺める
・約180業界があることを把握する
・産業全体の分類を大まかに理解する
・自分の知らなかった業界の存在を知る

業界地図を手にとって、まずは「こんなに業界があるんだ!」という驚きから入ってもOKですね。実際に、就活生全員がほぼそこからスタートではないでしょうか。

ちなみに、『業界地図』は東洋経済新報社版と日本経済新聞社版のどちらがオススメかということですが、双方情報がかぶっていますが、一方にしかない情報もあり、私自身は毎年のように両方購入していますね。

『業界地図』の読み方

『業界地図』は、各業界が見開きで紹介されています。地図を見るような感じで、その業界全体を俯瞰することができる構成になっています。まずはこんな感じで読んでみてください。最初は大まかに眺めることをおススメします。

・自分の興味ある業界からみる
・その業界のトップ企業の存在を知る
・業界規模・企業売上等、基本の数値を眺める
・興味のある業界に近い、他の業界もみてみる
・惹かれた業界を忘れず把握しておく
・業界トップ企業のサイトに訪問してみる

『業界地図』で自分の惹かれた業界がみつかりましたか?
その業界のトップ企業のサイトに訪問してみましたか?

特定の業界の存在を知り、その業界のトップ企業群のサイトを訪問し、その事業内容に惹かれたら、もしかしたら、ここがあなたの「就活軸」になるかもしれませんね。

又は、知らなかった業界を今回はじめて知って興味がわいた方もいるでしょう。そういう場合も、まずはその業界のトップ企業群のサイトを訪問して、自分がどこに惹かれたのか自問自答してみましょう。その部分が明確になれば、そこがあなたの「就活軸」になるかもしれません。

いずれにしても、惹かれた業界や企業群を忘れずに把握しておき、インターンや就活の応募企業を絞り込む際の「キーワード」にしましょう。応募企業群に一貫性が出てきます。そうなるとESの志望動機のネタにも繋がるでしょう。

今回の記事は以上となります。
全力でオススメの本なので、使ってみてください。

最後に、本を買うのは「自己投資」だと思ってください。今日紹介した本は1冊千円ちょっとです。大学生にとって安くないかもしれません。ですが、今後の人生を左右する有用情報が手に入るかもしれません。よかったら手にとってみてください。

就活は悩むことがあると思います。私自身の経験ですが、就活はある種の情報戦です。適切な情報を手に入れて、そこからすべきことを1歩1歩やっていけば大丈夫です。それと、早め早めの準備をした就活生が、自分の納得のいく就活をしています

皆さんの就活を応援していますよ。

初出掲載:2020年7月19日
最終更新:2020年7月19日