【就活】企業の探し方が分からない人へ【見るべきサイトは2つ】
【就活】企業の探し方が分からない人へ【見るべきサイトは2つ】
就活生の皆さん、企業の探し方で困っていませんか?
恐らく、就活を始めるにあたり、就活生の多くが「企業探し」で困っていると思います。私自身、就活やインターンシップを考えはじめた学生から「正直、企業の探し方が全然分かりません」という相談をよく受けています。
多くの学生が「食品や化粧品のような、自分がすでに使っているモノの会社なら知っています。なので、これ以外の企業の探し方が知りたいんです」といいます。その意味するところは、いわゆる企業間取引を中心に行っている「BtoB系企業」を知りたいということだと思います。
そこで、この記事では、企業探しをゼロから始める学生に向けて、まず最初に見るべきサイト2つに絞って解説します。
この2つのサイトは、企業が業種ごとに分類されています。したがって、企業情報が頭の中で整理しやすいのです。就活では、情報を整理しながら頭の中に構築できるって、とても重要なことです。
ところで、この記事を書いているsue3(すえさん)は、就活支援のプロです。年間延700人~1000人の就活生や若者の就活相談にのり、就活講義でも教えています。なので、就活生のみなさんに実践的かつ有益な情報が提供できると思います。
この記事は、実際に就活生からよく受ける質問「企業探し」についてまとめました。2つのサイトに絞って紹介します。この記事で、まずは大枠をさくっとつかんでくださいね。
では、企業探しについて、解説していきましょう。
企業探し:最初に見るべきサイト2つ
最初に見るべきサイトとしてお勧めしたいのが、この2つです。
- 日本経済新聞:日経平均騰落寄与度ヒートマップ
- 投資家向け情報:Ullet(ユーレット)
日経平均騰落寄与度ヒートマップ
「日経平均騰落寄与度ヒートマップ」からは、いわゆる「日経平均」の情報が見られます。経済指標の1つとして「日経平均」は学生の皆さんも聞いたことがあると思います。
「日経平均」については、ここで解説しましたので、よかったらご覧ください。
日経平均騰落寄与度ヒートマップには、36業種・225社の情報が載っています。この225社の株価平均こそが「日経平均」です。ですので、この225社は日本を代表するトップ企業ともいえますね。
「そんな大企業なんかに応募しません!」という声が聞こえてきそうですが、まずは、産業界を代表するトップ企業名をざっくりでいいので知っておきましょう。それと「36業種」について、日経平均がこういう分類になっていることも知っておくといいですね。
投資家向け情報:ユーレット
ユーレットは投資家向け情報サイトです。日本の上場企業、33業種・約3700社の情報が載っています。上場企業の内訳は次の通りです。ちなみに、日経平均の225社は、この上場企業の中の「東証1部上場」から選ばれています。
- 東証1部上場: 2171社
- 東証2部上場: 483社
- マザーズ: 322社
- JASDAQ: 703社
- Tokyo Pro Market:34社 出所:日本取引所
Ullte(ユーレット)のここを見る!
ユーレットのトップページから、「ランキング」をクリックしてください。
上場企業の売上ランキング
ランキングをクリックすると、売上高ランキングの一覧表がでてきます。売上高トップ10は、2020年5月現在、次のようになっています。
トップ企業の売上高がどの程度なのか、この金額もざっくり頭に入れておきましょう。
それは、あなたが志望する業界全体や企業の売上規模が、産業全体の中でどの程度のものなのか感覚的につかむことができるからです。このような感覚的理解は、GDやGWでのネタになったり、面接での何気ない会話等、様々なシーンで役に立ちますよ。
上場企業は33業種に分類されている
さらに、サイトを下にスクロールすると、次のように33業種の分類が出てきます。
この中から、あなたが知りたい業種をクリックしてください。そうすると、その業種に分類されている企業群が一覧表で見られます。例として「輸送用機器」の一覧表は次のようになります。
業種別ランキングをみる
下表の右上に【95件】とありますが、これは「輸送用機器」に分類されている企業数です。「輸送用機器」という業種に分類されている上場企業数が「95社」あるということです。この95社を見ると、トヨタ、ホンダ、日産等、世間で知られている超有名企業が目に入ります。
ランキング20位以下の企業群を見てみましょう。数千億規模の売上高をあげている企業群に、あなたが知らない企業群があるのではないでしょうか? この中には、自動車部品を製造している有名な会社があります。
皆さんはもうお分かりだと思いますが、この「知らない企業群」こそが、先ほど話した「BtoB系企業」です。企業名が一般に知られていないため、多くの就活生がこの企業群の存在になかなか気づきません。
この企業群のサイトに訪問し、1社1社、事業内容や企業概要を見てみましょう。1社1社に当たりながら、その企業や業界に対する大まかな情報をつかみましょう。その中から、興味がわいたり惹かれる企業が見つかると思います。そこが、あなたと企業との出会いやきっかけになるのです。
まとめ
この記事では、就活やインターンシップを考えはじめた学生が直面する「企業の探し方が全然分かりません」という悩みに答えて、まず最初に見るべきサイトを2つに絞って解説しました。
- 日本経済新聞:日経平均騰落寄与度ヒートマップ
- 投資家向け情報:Ullet(ユーレット)
今日紹介した2つのサイトからは、日経平均の225社、上場企業3700社等、日本やその産業を代表する企業を知ることができます。この中から「BtoB系企業」を探すことについてもお話ししました。
就活生の中には「そんな大手企業は自分にはムリ!」と言う人もいますが、まずは日本やその産業全体を牽引するような企業を知っておきましょう。何故ならば、みなさんがどの世界に進んだとしても、その産業を代表する企業群を知っておくのは、ビジネスパーソンとしての常識だからです。
最後に、就活で大企業に挑戦するのもありじゃないですか? 私が指導する就活生の中には、大企業に挑み、内定を勝ち取る学生が毎年何人もいます。もちろん、彼ら・彼女らが、全力で挑んで頑張った結果です。
就活はある意味「情報戦」です。必要な情報を入手して、早め早めに準備に取り掛かれば、納得のいく成果がだせるものです。やるかやらないかは自分次第というところがあります。
私は、年間何百人もの就活生と接していて、可能性は誰にもあるものだと感じています。この記事を読んでくださった皆さん1人ひとりにも、もちろん、その可能性があります。あなたの就活がよきものになることを願って、応援しています。
さて、この次は、業界ごとの企業探しも解説する予定です。そこでは、準大手や中小の探し方にも触れます。また、上場していない大手企業や優良企業も存在しています。そういう企業探しについても、今後解説していきたいと思います。
今回の記事はここでおしまいです。
最後までおつきあいいただき、ありがとうございました<(_ _)>
初出掲載:2020年5月2日
最終更新:2020年5月2日