【旅】生まれて初めての海外旅行はどこですか?【おすすめインド①】
生まれて初めての海外旅行はどこですか?
この記事は、インドに興味がある方、これから初めての海外旅行を考えている方、又は、初めて海外旅行をした昔を懐かしみたい方へ、私sue3の思いを共有できたらと思い書きました。
アラフィフの昭和中年が昔を思い出しながら書いた旅コラムです。一昔前のインドへの旅ですが、よろしかったらおつきあいください。よろしくお願いします。
生まれて初めての海外はどこでしたか?
私の場合は、インドでした!
ちなみに、初海外エリアのトップ10はこうなっているそうです(楽天トラベル調査)。トップ10に皆さんの行きたいエリアはありますか? これを読まれている方は、これから行くとしたら、どこに行きたいですか?
この調査結果を見て少々驚いたのは、このエリアは、私自身、旅や仕事でほぼ訪問したことがあるということです。グアム・マカオ・ロンドンは未踏です。アラフィフ中年、意外とあちこち行ってたのですね。だてに年はとってないってことかな。
1位 ハワイ 2位 グアム 3位 香港・マカオ 4位 ソウル 5位 ロサンゼルス 6位 台北 7位 シンガポール 8位 ロンドン 9位 サンフランシスコ 9位 パリ
なぜ、初海外がインドだったのか?
実は、その理由は、明確に語れるものは何もないんです! 私がインドを訪れたのは学生時代でした。今から約30年ほど昔です。おお、光陰矢の如し!
なぜインドだったかに戻ると、どうしても行きたいという気持ちだけが先にあって、行きたい理由なんてものはないような、あえてあげるとしたら、物心ついたころから、何故だかインドが気になっていたという記憶があるんですね。前世でご縁があったのかもしれませんねえ。
その記憶は多分、当時のドキュメンタリー番組から来たような気がします。
『兼高かおる 世界の旅』というTV番組をご存知ですか? 毎週日曜の朝に放映されていた旅番組です。あの番組を食い入るように観ていた、そんな子どもでした。今は亡き兼高かおるさん。優雅で知的でお美しくて、大人になった今でも大ファンです。
インドの記憶は、自分とは異なる彫の深い顔、浅黒い肌の人々がひしめき合い、川にどっぷーんと浸かり、水面からすっと出てきたと思ったらお祈りをする・・・あの光景が物心ついたころから強烈に頭にあったんですね。
子どもだった私は、あの光景の意味は分からないまま、それでも何かを感じたようで、無性にあの場所に行ってみたいという思いに駆られていたのが、遠い記憶に残っています。恐らく、インドと私の出会いはあの光景だったのでしょうね。幼稚園くらいだったでしょうか。
皆さんにも、子供心に焼き付いた、そういう光景ってありませんか? 自分の原風景のような、強烈な何かを感じる眺め・・・私にはそれが、あのガンジス川のほとり・聖地バラナシだったのです。不思議ですね。
インドおすすめルート:北インド横断ルート
大学の春休みを利用して、約2週間、友人と旅したインド。実は、自分たちだけで回るフリーの旅行を計画するも、その計画を知った親・身内一同の大反対にあいました。
1990年代前半、インドへの旅はまだまだ珍しく、友人も私も身内の反応に抗しきれず、渋々、旅行会社のパッケージツアーに参加することになりました。それでもインドの魅力は十分に味わえましたよ。
限られた予算で、でも行きたい場所を網羅しているツアーを探しまくりました。ちなみに当時、1ドル=150円でした。今よりかなり円安ですね。旅の予算は小遣いも込みで40万円。貧乏学生がバイトで必死にためたお金でした。
当時はインターネットのない時代です。新聞や旅行パンフなど、紙媒体で探しまくりました。今からは想像もできないアナログ時代です。どのツアーがいいのか、友人と一緒に懸命に探しましたよ。でもね、その調査自体も楽しい旅の一幕ですけどね。
そして、2週間ほどで北インドを巡るツアーに参加しました。このルートは、インドを初めて訪れる人に、今でもおススメの定番の北インドのルートですよ。
成田空港 ➤ タイ・バンコク経由 ➤ インド・ムンバイ ➤ デリー ➤ アジャンダ ➤ エローラ ➤アグラ ➤ ベナレス ➤ コルカタ ➤どこか経由 ➤ 成田空港
出発前に準備したこと
昔と今では準備することもだいぶ異なるでしょうが、90年代前半、当時、こんなことを準備しました。
日本と衛生環境が異なる外国ですので、まずは予防接種です。現地の両替事情も今1つ分からなかったのでトラベラーズチェックを準備しました。そして、飲みなれた常備薬ですね。これは外せません。
●予防接種 コレラ・A型肝炎
●トラベラーズチェックをつくる 現金を大量に持ち歩きたくなかった クレカがどこまで使えるのかが不明だった トラベラーズチェックが一番確実だった
●常備薬 風邪薬・下痢止め
予防接種については、在インド日本大使館の情報が参考になりますね。渡航前に確認しましょう。
予防接種の注意点は、種類によっては何度か接種する必要があることです。このことを事前に確認して必要回数接種しないと、接種しても効力を発揮しないので無駄になります。ここには気をつけてくださいね。
出発当日に成田で笑ったこと
さあ、旅の準備は万端です。上野駅から京成ライナーに乗って、いざ成田空港へ向かいます。初海外のせいでしょうか、ライナーに乗車したくらいから「心はすでにインドへGO」状態。冒険の旅に出るような高揚感が今でも蘇りますね。
空港に到着し、ツアーの集合場所に赴き、添乗員さん(男性・20代後半)が参加者の点呼をとり、刻一刻とチェックインの時間が迫ってきました。参加者には学生が他にも何人かいて、すでに仲間っぽい空気でいい感じです。
と、その時のことですよ。友人がごそごそと紙袋を取り出し、申し訳なさそうに差し出すのです。中身は、友人の地元にある有名な神社の立派なお札です。30センチくらいある立派なお札ですよ。
「ごめん。父親がどうしても持って行けって。受け取らないと玄関を出さない勢いでさ。お前の友達の分も持ってけって、今朝、渡されたんだよね」と。
友人と互いを見つめ合って、何と言っていいか分からず、共に爆笑しましたよ。と同時に、友人のお父上の愛情、ひしと感じ、無性に有難くて、謹んで受け取りましたよ。
私らの親世代(昭和前半)の海外旅行へのイメージって、多分こんな感じだったんでしょうね。しかもインドですしね。可愛い子を遠くに出すって、心配で仕方がなかったでしょう。そんな親心が伝わってきて、今思い出してもジンときますね。
参加者は幅広い人々!
こうして集まったインドツアーの面々。若者は私たち学生から、中高年、高齢者もほどよく混ざった、総勢30名近いメンバーでした。最高齢は80歳男性ということで、まさに、昭和の孫・親・祖父母、3世代が集まった団体でした。
さあ、このツアー、この先どうなるでしょうか?
ふふふ。流石インド! 色々とありましたさ。
20才前後の学生だった私の目線で見た当時のインド。定番の北インドルートを巡りながら、この後、お話していきます。
この回はここでおしまいです。
この旅のつづきはまた書きますね。
おつきあい戴き、ありがとうございました。
初出掲載:2020年5月6日
最終更新:2020年5月6日