【就活】将来性のあるベンチャー企業の探し方【厳選2サイト】
将来性のあるベンチャー企業の探し方【厳選2サイト】
就活やインターンシップで企業を探すときに、ベンチャー企業に興味を持った学生から「ベンチャーってどうやって探すんですか?」それと「ベンチャーの将来性ってどうなんですか?」という質問をよく受けます。
これを読んでいる皆さんも「新卒でベンチャーってどうかな?」とか「ベンチャーって興味あるけど・・・実はよくわからないなあ」と感じている人が多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では、将来性のあるベンチャー企業の探し方について、厳選した2つのサイトに絞ってお話します。では早速、見ていきましょう。
追記 5月8日現在、連休が明け、21卒の採用活動再開の動きが出てきています。一方で、業界問わず、中小から超大手企業においても、21卒の採用を「中止」と発表している企業も出てきていますね。 21卒の中には、今、途方に暮れている方もいると思います。ですが、経済は鈍化しても完全停止はしません。コロナ禍でも動きのある業界や企業はあります。この記事も1つの参考として、企業を探してみてください。
将来性のあるベンチャー企業の探し方【厳選サイト2つ】
結論から、この記事でオススメしたい厳選サイトはこの2つです。このサイトをおススメする理由ですが、企業の審査基準が明確に示されているからです。
ベストベンチャー100 日本取引所・新規上場会社情報
ベンチャー企業は数も多いですし、業界も多岐に渡ります。その分野の専門家でもない限り、そのベンチャー企業の信頼性や将来性を判断するのは難しいことですね。
そこで、信頼できる組織が選出していたり、審査基準が明確であったりすれば、そこから企業の信頼性も担保されていると考えられます。そういう理由で、この2つのサイトをおすすめします。
ところで、この記事を書いている私sue3は、就活支援のプロです。年間延700人~1000人の就活生や若者の就活相談にのり、就活講義や企業研修の講師もしています。
就活生側と企業側の両方の視点を持っていますので、就活生のみなさんに実践的かつ有益な情報が提供できると思います。
この記事は、実際に私が就活生に教えている「ベンチャー企業の探し方」についてまとめました。この中から、あなたの惹かれる企業との出会いがあるといいですね。
就活において、そうした「出会い」というのも大事ですよ。私はあちこち放浪し、そんな出会いを楽しんだ経験もあります。
ベストベンチャー100
ベストベンチャー100には、これから成長が期待されるベンチャー企業100社が掲載されています。これまで数百社のベンチャー企業がここで紹介され、上場を果たした企業もあります(2018年1月時点)。その中には、すでに有名になっている企業もありますよ。
そして、このサイトをおススメしたい理由がもう1つあります。それは、社長インタビューも掲載されているところです。
組織トップがどのような人物か、どのような考えなのか等、組織規模に関わらず大事なことではないでしょうか。企業選びでは「トップの言葉に共感・賛同できるか」という面でも、候補企業を見るといいかもしれません。
では、ベストベンチャー100の審査基準を見てみましょう。皆さんは、この基準をみてどのように感じるでしょうか?
経営者の資質 ・社会貢献性の高いビジョンを掲げ、ビジョン実現に向けて全社一丸となって取り組んでいる ・経営者が中長期的視座を持ち、売上が右肩上がりとなっている ※短期的な売上の急伸も大事だが、それよりも大事なのは経営者が中長期的視座を持っていること
ビジネスモデルの独自性 ・商品及びサービスに独自性がある ※単なる物まねではなく、独自性があり、なおかつ経営者自身が自社の商品及びサービスに愛着を持ち、こだわりを持っていること
成長性 ・ITや介護医療、環境などの成長マーケットで事業展開している ・アジア新興国などへの海外展開を積極的に推し進めている
更に、必須条件として、次のことも審査しているそうです。
・公序良俗に反しない事業及び企業体であること ・原則、黒字企業 ※ただし戦略的投資による赤字の場合は特別に掲載する場合もある ・新たな雇用を創出し続けている ・常に新しいチャレンジをし続けている
あらためてお聞きしますが、この基準、皆さんはどのように感じたでしょうか?
私は個人的に、結構厳しいという印象を受けました。これだけの審査基準をクリアして、ビジネスですでに実績があり、組織体制も整っているでしょうし、ベンチャーとはいってもしっかりした組織なのだろうと感じました。
ベストベンチャー100には、業界別に企業が掲載されています。業界ごとに1社1社じっくり見るといいかもしれません。自分の興味のある業界も分かるかもしれませんよ。
日本取引所・新規上場会社情報
次にご紹介する日本取引所・新規上場会社情報には、東京証券取引所(東証)に初めて上場した企業が掲載されています。図に示す通り、東証には5つの市場があります。市場第一部、市場第二部、マザーズ、JASDAQ及びTOKYO PRO Marketです。
企業が東証に上場するには、各市場の審査基準が設けられています。中でも、最も厳しい審査基準が「第一部」です。いわゆる「東証一部上場」と呼ばれるものです。
企業説明会では「弊社は”東証一部上場”です」という説明を聞くことがあります。それは、その会社が「東証の市場第一部の審査に合格」したということです。その発言は「東証の審査に合格できるほど、弊社は信頼性の高い企業です」ということを意味しているのです。
ご存知の通り、ベンチャー企業の多くが「上場」を目指しています。従って、新規上場したばかりの企業は、まさにこうした審査基準をクリアしたということがいえます。創業して間もないベンチャー企業であっても、すでに社会的信用を得ていると判断していいと思います。
ちなみに、この記事を書いている2020年5月現在、日本の上場企業は約3700社です。その内訳は、次の通りです。
・東証1部上場: 2171社 ・東証2部上場: 483社 ・マザーズ: 322社 ・JASDAQ: 703社 ・Tokyo Pro Market:34社
同サイトにある上場会社トップインタビューもおすすめです。あなたが「この人の下で働きたい!」と思える経営者がいるかもしれません。
まとめ
この記事では、就活やインターンシップで企業を探すときに、将来性のあるベンチャー企業の探し方について、厳選した2つのサイトに絞って解説しました。
ベストベンチャー100 日本取引所・新規上場会社情報
ベンチャー企業と就活生をマッチングしてくれるサイトも多々あります。そうしたサイトに掲載されている企業群を見る際にも、その企業が今どのような位置にあるのか(上場間近かこれからなのか、経営計画はどうか等)を理解しつつ、企業を探すといいでしょう。
ベンチャー企業は成長著しく、将来、10年後、20年後、大企業になっている可能性もあります。皆さんが新人として入社し、会社と共に自分も成長していくのも素敵ですね。皆さんが働き盛りを迎える頃、その会社は世界的企業になっているかもしれませんよ。
あなたと企業との、そんな出会いがあることを願っています。
今回の記事はここでおしまいです。
皆さんの就活がよきものとなりますように。
最後までおつきあいいただき、ありがとうございました <(_ _)>
初出掲載:2020年5月4日
最終更新:2020年5月8日