【就活】就活生がまず始めに知るべき経済指標【日経平均株価】
就活生がまず始めに知るべき経済指標【日経平均株価】
就活生の皆さん、就活で知っておくべきこと、特に「経済指標」について困っていませんか? 情報過多の時代、正直、何をどうしたらいいのか、情報の取捨選択に悩む就活生が多いですね。
「就活生がまず始めに知るべき経済指標」について、就活生からよく聞かれる質問の1つです。そこで、今回はこうした質問にお答えします。本記事では、就活生がまず抑えるべき経済指標「日経平均株価」について解説します。
ところで、この記事を書いている私sue3は、就活支援のプロです。年間延700人~1000人の就活生や若者の就活相談にのり、就活講義でも教えています。
私自身は、新卒就活や転職で苦戦しつつも最終的に何とか成功して、グローバル企業での勤務経験もあります。これらの就職やビジネス経験を生かした支援で、難関企業や大手企業の内定実績も多々あります。なので、就活生のみなさんに実践的かつ有益な情報が提供できると思います。
さて今回は、実際に就活生からよく受ける質問への答をもとにこの記事をまとめました。「日経平均株価」は、皆さんも耳にしたことのある言葉だと思いますので、大枠をさくっとつかんでくださいね。
- 日経平均株価とは?
就活生がまず始めに知るべき経済指標「日経平均株価」とは?
経済指標で一番始めにおさえるべき「日経平均株価」ですが、いわゆる「日経平均」といわれているものです。これをおさえて欲しい理由は、この言葉を新聞やニュースで耳目にしない日はない超有名な経済指標だからです。
まさに、経済指標の中で、基本中の基本なんです。
ところが実際に「日経平均」ってなに?と聞いてみると、社会人でも知っている人は案外少ないです。この日経平均株価がどういうものかざっくりまとめると、次のようになります。
日経平均株価とは?
- 36業種・225社の株価平均です
- 東証一部上場企業から選出された225社です
- 225社を選出しているのは、日本経済新聞社です
- ちなみに英語では「NIKKEI 225」と表記されます
日経平均は、株価推移を長期的にとらえる指標で、日本で最も古くから用いられている株価指標と言われています。米国の「ダウ平均株価」が有名ですが、ダウ・ジョーンズ社の株価算出法を基にして、日本経済新聞社が日経平均を算出しています。
ですので、日経平均株価の225社の選出も日本経済新聞社が行っているわけですね。225社は、定期的に見直されるそうで、直近では、2000年4月に30社が入れ替えられたそうです。
日本を代表する経済指標を一新聞社が決めていると言うのは、私は初めて知った時になんだか意外で不思議な感じがしました。
「日経平均株価」の36業種・225社とは?
36業種・225社ですが、その内訳を知りたいと思いませんか?
実際にどこで見られるかと言うと、日本経済新聞社のサイトからみることができます!
日経サイトの「日経平均騰落寄与度ヒートマップ」を見てください。
ここのサイトに次の情報が載っているので、よろしければご覧ください。
日経平均騰落寄与度ヒートマップ
- 36業種全体が一覧表になっています
- 225社の企業名も表記されています
- 企業ごとの株価情報もみられます
さて、36業種・225社の内訳をご覧になりましたか?
36業種のことも初めて目にした就活生もいると思います。どのような業種が存在していて、各業種にはどんな企業があるのか、こういうことを知ることで、頭の中が整理されませんか?こうした情報を1つ1つ積み上げていくのも就活には大事なことです。
225社の中には、皆さんが知っている企業もあれば、初めて見る企業名もあったと思います。日本の産業界のトップ企業でも、一般に名前を知られていない企業群があることが分かります。一方で、生活雑貨等の消費者に近いものを扱っている会社は、企業名が世間によく知られていて有名ですね。
前者は、BtoB系企業、後者はとBtoC系企業と呼ばれていますが、これらの言葉は就活でもよく聞かれますね。これらの言葉の意味も、これを機に、大まかに理解しておくといいでしょう。
BtoBとBtoCも知っておこう
- BtoB(Business to Businessの略):企業間取引
- BtoC(Business to Customerの略):消費者取引
BtoB(ビー・トゥー・ビー)とは「Business to Business」の略で「B2B」と書くこともあります。企業と企業との取引のことを言います。例えば、自動車製造会社は、自動車をつくるための材料(電子部品や鋼材等)をそれらをつくっている企業から買いますよね。こういう企業間取引を主に行っている企業を「BtoB系企業」と呼びます。
BtoC(ビー・トゥー・シー)とは「Business to Customer」の略で「B2C」と書くこともあります。企業と私たち個人(消費者・エンドユーザー)との取引のことです。例えば、私たちに食料や生活雑貨等を提供している企業が「BtoC系企業」となるわけです。
就活においては、私たちによく名前が知られている「BtoC系企業」に学生が殺到する傾向にあります。従って、有名なBtoC系企業の選考は高倍率で激戦区ですね。ですので、就活においては、優良な「BtoB系企業」を見いだすことも大事ですね。
まとめ
本記事では、「就活生がまず始めに知るべき経済指標」として「日経平均株価」について解説しました。
就活生の多くが、就活を始めるに際し、企業探しで迷いますよね?その際に、この「日経平均株価」の36業種・225社から知るといいかもしれません。
この「日経平均」の225社は、日本を代表するトップ企業なわけで、今後、就活生の皆さんがどの方面に進まれるとしても、日本を代表するトップ企業を知っておいて損はないからです。
産業界のトップ企業を知ることで業界研究の第1歩にもつながるので、「日経平均」の36業種・225社の存在をざっくり知っておきましょう。
本記事はここでおしまいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>
初出掲載:2020年4月30日
最終更新:2020年4月30日